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  • 執筆者の写真Hirofumi Inoue

人口減対策に全力 唐津の今と未来を語ろう 清風会座談会


 私が所属する佐賀県唐津市議会の会派「清風会」は3月19日、初の会派だより「清風会レポート」を新聞折り込み広告として市内各地に配った。今回はその一部を抜粋して紹介する。清風会のホームページはこちらから。



 清風会の6人が昨年末、市役所の会派控室で唐津市の課題や会派の責務などをテーマに座談会を開き、大宮路議員の司会で意見をぶつけ合いました。




   ◇

 市の課題にどう向き合う?


「地域住民の満足できる視点が必要だ」(岡部)







「移住者の情報発信に期待したい」(楢崎)







山下)最大の課題は人口減少だが、手立てがない。全国的に有効な打開策もなかよね。合併後の減少の割合は旧市内は1割未満にとどまる一方、旧郡部で約3割と格差が広がっている。


楢崎)旧郡部でも旧浜玉町は人口が増えとる。合併後に地域間移動が進んだ結果、浜玉、鏡両地区は、それ以外の地区の人口を吸収した側面もある。


岡部)市内でも福岡県に近くて便利な地域に移り住むのは理解せんといかん。でも、各地域の良さを伝えなければいかんでしょ。市外・県外に出た人が戻るためにも環境整備とインフラ整備は大事。移住政策より、むしろ地域住民住民がその地域の良さを認識し、住民が満足するような政策が重要ですよ。


井上)岡部さんの発言は理想的過ぎるかも。子どもが市外に出た家庭の多くは市内での就職や企業は勧めなかったのが実情。私も両親から「唐津に戻って来んでよか」と言われました。例えば静岡県では転職や結婚、定年といった人生の節目でUターンを促している。そういう視点も必要でしょう。


岡部)たしかに若い人ばかりではなく、年配者や定年退職した人々にもアプローチしなければいけん。ただ、子どもがUターンできる環境にはしたかやん。


楢崎)移住者や若い人々を受け入れる土壌や環境が大切やろ。経験則として移住者の情報発信に期待しとる。着眼点や視点が違うけん。


大宮路)移住者はどんどん来てほしいですよね。


伊藤)人口減に派生し、公共施設再編や大型事業の見直し、財政再建など課題は山積しとる。ばってん、時代が変わっているのに行政はなかなか変わらんのが問題。もちろん、議員自身や議会も変化を恐れてはいけん。


   ◇

 どんな会派?


「新人の意見も柔軟に」(大宮路)







「各地域の意見を尊重」(山下)







大宮路)個人を尊重してくれる半面、会派としてのまとまりもありますね。新人にも発言の機会が多く、成長できる会派ですね。


岡部)世代や活動地域は違うけど、各議員の判断を尊重する点が特長でしょう。


山下)風通しの良い会派でしょう。各地域の意見も尊重しとる。


井上)清風会も住民の声の受け皿の一つだと思います。


楢崎)代表として所属議員を過度に縛りたくなかし、市職員と協調して市政運営に携わりたか。とにかく若い人や「よそ者」が出てこないと、唐津は前に進まん。


伊藤)でも、一つのかたまりとして議会で存在感を発揮するためにはまだ仲間が足りない点は自覚せないかん。


   ◇

 清風会は何をすべきか?


「活動を通し現場を知りたい」(伊藤)







「現役世代の責任果たす」(井上)







岡部)市民の生の声を聞いた上で市民に分かりやすく行政の取り組みや議会の考え方を伝えることやね。市民と職員と一緒に行動したか。多くの住民は「議員の顔が分からん」と指摘しとります。


楢崎)声をかけてくれたら、市民の声を聞くため議会を飛び出して足を運びたか。


大宮路)積極的に外に出る会派を目指さないといかんでしょ。まずは会派報告会を開いて市民に顔が見える集団になりたいですね。


伊藤)会派で地域活動や社会奉仕、海岸清掃にも取り組みたかね。活動を通して現場を見ることができるけんね。


井上)清風会は会派として山積する課題に対して、是々非々で議論を展開し、百年後の唐津を担うという現役世代の責任も果たさないかんです。



冒頭の集合写真に私が撮影側に回ったため映っておらず、卒業アルバムで欠席した人のように入れようかとしましたが、それも変だなだと思ってそのままにしました(笑)

清風会に所属する議員がどういう考え方や意見を持っているのかという点で参考になればいいな、と思って座談会の内容を紹介しました。


あ、バイトの時間だ。

それではまた。

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